第10話 賃貸物件の内見時に起こった怪現象
法蓮百物語

第10話 賃貸物件の内見時に起こった怪現象

法蓮に在籍する前、おもに賃貸物件を扱う不動産会社の営業担当者から事故物件の浄霊について相談を受けたことがあります。営業担当者はわたしに、その物件をお客さまに案内していたときの恐怖体験を、以下のように語りました。

賃貸物件の内見時に起こった怪現象

マンションを探しているお客さまに、わたしがその物件を案内していたときのこと。上の階からバタバタとひとが走る物音が聞こえてきたんです。かなり大きな音だったため、構造上問題があるのかもしれないと考え、ほかの物件の内覧の手配をしようと、スマホを取り出した瞬間…。

足音が天井から、何と北側の壁に移動したんです! 北側の壁の外側は外壁であり、そこから足音がするはずはありません。さらに足音はあろうことか、内見している部屋の床に移動してきて、ふたりの立っている場所のすぐ横を猛スピードで通過し、今度は南側の部屋の壁を駆け上がって行くではありませんか!

危険を感じたわたしはお客さまを連れて部屋から逃げ、駐車場に置いていた車に乗り込んだのですが、なかなかエンジンが掛からす、ようやく掛かって発車したとき、今度は車のルーフ部分から、手で叩かれたような、「バンッ! 」という音が。恐怖に震えながらも、冷静さを保ちつつ必死に運転を続けた結果、何とか会社に到着することができました。

あとがき)
足音がする物件には霊の通り道・霊道が通っていることが多いのですが、この場合は部屋に住み着いた未浄化霊の仕業でした。営業担当者から、立地的に希望者が多い物件なのでどうしても浄霊してほしいと懇願されたため、わたしは香を炊きしめ、時間をかけて鎮魂をご祈念。浄霊は成功し、その後は何ごとも起こらなくなったとのことです。

ふつうの人間がゆっくり歩く程度の足音であれば、霊現象であったとしても、まず霊障は起きません。実際、「最上階で上は屋上なのに、深夜に足音が聞こえる」などの相談があって霊視したことが複数回ありますが、けたたましいものでない場合、悪質な霊であったことはありませんでした。しかし、この物件のようにかなり大きな足音で、壁面を含め360度疾走するというのはアピール度が高い霊であるため、住んでしまった場合、深刻な霊障に見舞われる危険性があります。不動産会社やオーナーが何らかの霊的対策をとってくれない限り、契約はおすすめできません。ご自身でご判断が付かず、ご心配な方は法蓮の霊能者にぜひご相談くださいませ。

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