彼とは前世からの縁と知ることが出来ました。

「苦しく、淋しかったですね、よく頑張っていらっしゃいます」開口一番、電話の向こうの先生にそう言われ、自然と涙が止まりませんでした。結婚して5年、最初は優しかった夫は夫の家族と同居し始めてから酒量が増えたせいか暴言を吐くようになり、なにかと家族と対立することに。そして、ある日から夫は暴力を振るうように…。結果、夫と離婚して生活保護の身になりました。

それからは小さな仕事を毎日していましたが、ある日、アルバイト先の正社員の方が来て、私の働きぶりを褒めていただき、それからたまにお食事をご馳走してもらうように。そして半年後、彼から求婚されたのです。

先生は「悩んでいますね、自由になった安心感と不安感、また家庭を持ったら同じ目にあうのでは、と」。先生の霊視どおりでした。家庭を持つことが恐怖なのです。「お電話をいただいた時点からあなたを霊視していましたところ、彼とあなたとは過去世でも出会い、しかし家柄等でなかなかお友達付き合いも出来ませんでしたが、彼の中にはあなたへの想いが強く残ったようで、今世でようやく運命が巡ってきたのです。求婚を受け入れて大丈夫ですよ」。先生の話を聞くうちに、彼が身近に感じるようになりました。「今、改めてあなたたちの赤い糸を太く長く結びつけました」そう言われて自分の薬指を見ると、ほんのりと赤い線が見えたような気がしたのです。

「今、彼にも赤い糸が見えています、今晩イエスと応えてください。その赤い糸は来世にも繋がっています」その晩、彼から食事に誘われ、指輪を渡されました、「君しかいない」。今、とても幸せな家庭です。

新谷美輪子さん　35歳　愛知県名古屋市