世の中には他人のエネルギーを吸い取る人がいると言われ、驚き!新任の上司がまさにそのタイプでした。
約半年前、職場の人間関係の悩みを寿門ノ導先生に聞いてもらいました。具体的には、その頃に着任した新しい上司との折り合いが悪いということでした。その相手はまだ30代の半ばながら、担当した複数の営業所の成績をみるみる黒字に押し上げて、その功労として本社営業部の課長に抜擢された優秀な女性で、仕事ができることはもちろん部下への態度にもソツがない、ほぼ完璧と言っても良い上司なのですが、何故か彼女と一緒にいるととても居心地が悪く、しまいには疲労して体調を崩すということが続いていました。
もちろん最初のうちは単なる気のせいと流していたのですが、ミーティングや外回りへの同行などで一定時間行動を共にした後に毎回、必ず同じ症状が現れたため、さすがにこれはおかしいと感じるようになったのです。また私が疲れた顔を見せると、向こうはそれがとても気に食わないようで、そのうちにチクリと嫌味を言われたり、あからさまに無視されたりすることが増えてきました。
そんなこともあって次第に、私に取っては近づきたくない嫌な上司となっていったのですが、部署内の評価は全く反対で、「課長が代わって仕事がしやすくなった」「部下に気を遣ってくれて、きちんとしたサポートもしてくれる理想的な上司」など、肯定的な声ばかりなのです。これは自分の感覚がおかしいのだろうか?と悩み、会社へ行くこと自体が重荷になっていきました。
色々と話を続けるうちに、「その女性上司は、他人のエネルギーを吸い取るタイプではないか」と言われました。寿門ノ導先生の説明によると、「人間というのは誰でも無意識のうちに他人とエネルギー交換をしており、ヨガで言うチャクラ、東洋医学では経絡点と呼ばれる人体上のポイントがその出入り口となっています。
このエネルギー交換の傾向には性差もあり、全員がそうだというわけではないのですが、女性の場合は男性に比べると、エネルギーを出すよりも吸収する割合の方が高く、男性ではこれが逆転します。また別に嫌な人でも悪い人でもないのに、一緒にいると何となく疲れる相手というのは典型的な吸収タイプで、お客様の訴えを聞く限りでは、問題の上司がこのタイプに該当するのではないかと思われます」とのことでした。
「人間同士のエネルギー交換には互いの相性もあって、普段はエネルギーを出すタイプが相手次第で吸い取るタイプに変わったり、その逆のケースになったりすることもあるのですが、その上司があなたと対した時には一方的に吸い取るタイプとなっているのかもしれません」とも言われ、対処法として腹式呼吸を伴うイメージ瞑想で自分の人体上のエネルギーポイントを意識的に開閉させる訓練法を教えてもらい、これを3ヶ月ほど実践してみたところ、以前のような異常な疲労感はほぼ消えました。同時に上司との関係性も少しずつ改善していき、現在は問題なく勤務をこなすことができています。
寿門ノ導先生には毎回教えられることばかりですが、今回もまた適切な助言で助けていただきました。
千葉県流山市 木崎麻里子さん (34歳)