なぜ人形には魂が宿るのか
法蓮通信

なぜ人形には魂が宿るのか

なぜ人形には魂が宿るのか

あなたは日本人形やぬいぐるみを持っていますか? 古くから「人形には魂が宿る」と考えられ、しばしば髪が伸びたり、ひとりでに動き出したりなどの描写が怪談に登場します。それは極端な例ですが、人形には魂が宿りやすいというのは本当です。それはなぜか、今回はお話したいと思います。

人形の歴史

人形は「ひとがた」と読むこともできますが、日本には、古代から人の形をかたどった草などに穢れや厄を移すという習慣がありました。これを「形代(かたしろ)」と言うこともあります。昔は今ほど医学が発達しておらず、特に子供が病で亡くなる確率が高かったため、人形を祀って子供を護ってもらえるように祈りを捧げていました。五月人形やお雛様などの飾る習慣はその名残だと考えられています。何千年も前から、人形は人間の身代わりとしてすべての災厄を引き受けてきたのです。

人形に魂が宿りやすい理由

あなたは、自分の人形やぬいぐるみに話しかけた経験はありませんか? 子供の頃はお出かけにも連れて行き、寝るのも一緒だったという人もいるかもしれません。まるで自分の子供のように人形に愛情を注ぎ続けていると、人形に持ち主の念が宿ることがあります。これは、人形の中が空っぽで、念が入る容れ物になりやすいためです。いくら人間に似せて作られているとは言え、人形には魂がありません。もともと自我がないものであるため、そのぶん念が入りこみやすくなっているのですね。

持ち主の念だけではなく、人形に対して強い思い入れを持つ作り手の念が入り込んだり、浮遊霊などが宿ってしまう場合もあります。

人形を捨てる場合にはお焚き上げを

最後に、人形を処分する時のことについてお話したいと思います。特に、日本人形はリアルに造られているので、普通の可燃ごみとして捨てるのは忍びない…と考える人も多いかもしれません。すべての人形に念が宿ることはありませんが、人形を処分する場合は、可燃ごみとして捨てるのではなく、人形供養をしてあげることをおすすめします。

人形供養の儀式は、神社やお寺などで行ってくれるので、日程を調べてみましょう。中には郵送で受け付けてくれるところもあります。神社などに持ち込む前には、人形が汚れていないか確認しましょう。もし汚れがあれば、感謝の気持ちを込めてキレイに拭きます。長い間押し入れなどで眠っていた人形の場合は、太陽の光を当ててプラスの気を与えてあげます。これだけで、あなたの感謝の気持ちは十分に人形に伝わるはずです。

電話占い法蓮でも、お人形に関するご相談を受け付けておりますので、もしお困りのことがございましたらお気軽にご相談ください。

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