天翔先生 このまま不倫相手として生きるべき？幸せになれるのでしょうか。 2020.08.17

恵理さん「付き合い始めの頃は、彼も私に夢中で……。家族より私を優先してくれていました。それを見て、お願いしなくても離婚してくれるだろうって感じていたのですが」

天翔先生「それが変わってしまったのですね？彼の態度に変化が出たのは、娘さんが体調を崩してからではありませんか？」

恵理さん「すごい……！その通りです。上のお嬢さんの熱が下がらなくて入院して……。それから何となく冷たくなった気がしていました」

天翔先生「彼は、自分が不倫していた罰を娘が受けているんじゃないか、自分のせいなんじゃないかって感じたみたいです。神様が正しい道を歩めと言っているのかもって……。だけど、会ってしまえばあなたへの気持ちを断ち切ることができない。だから、わざと冷たい態度を取って嫌われようとしたのがわかります」

恵理さん「確かにそうです。娘さんは命の危険もあったようで、深刻そうに自分のせいかもしれないって言っていました。そんなわけないって励ましたけれど、まさか私達の関係のせいだと思っていたなんて……。そういえば、どうしたら俺のこと嫌いになるの？って言われたこともあります。うぬぼれ発言かと思っていましたけど、全部繋がっていたのですね」

天翔先生「そうですね。彼は今、あなたとの恋愛をあきらめようともがいています。お互いに思い合っていますから、私が縁結びを行うことで、その運命は変えられるでしょう。ただ、気がかりは恵理さんご自身ですね。彼は以前から、金銭的に恵理さんと自分の間に子供を持つのは厳しいと考えています。言われたことがあるのでは？」

恵理さん「すごい！そのとおりです。私は彼さえいればそれでいいと答えました」

天翔先生「もう少し慎重に考えたほうが良さそう。恵理さんは甥っ子さんがいるんですか？」

恵理さん「はい、そうです。そんなことまでわかるんですか？」

天翔先生「自分は結婚さえ叶わないかもしれないけれど、お姉さんがご両親に孫を見せてくれたから良かったって思っていらっしゃるのが伝わってきます。でも、本当にそうでしょうか？私には、恵理さんが心の奥にしまい込んだ、しがらみのない結婚への羨望が見えています」

恵理さん「確かにそうです……(涙)。友人の結婚式に出席したときや、出産の話を聞いたとき、私には縁のないことなんだなって寂しさを感じています。本当は何度も何度も考えてきました。」

天翔先生「じつは、私には家庭を持った恵理さんの姿も視えているんですよ。お相手は彼ではありません。恵理さんは本当に幸せそうで、旦那さんを信頼している。この未来は、不倫の恋を手放した後に訪れるものです。今の彼と、複雑な恋愛を続けるか。新たなお相手と、しがらみのない結婚生活を送るか。その決断をするために、一度彼と本音で話し合いましょう」

恵理さん「他の人との結婚なんて、想像もしていませんでした。なんだか、急に人生はこれからなんだって前向きになれた気がします。彼と腹を割って話したいと思います」

（後日）
恵理さん「鑑定後に彼と話し合い、別れる選択をしました。私と結婚する事になったとしても、子供達が成人してからだって言われて……。そんな危うい可能性を心の支えにして、アラフィフまで待てません。現在は先生に教えて頂いた出会いを楽しみに、開放感を満喫しています。自分の気持ちがわかって良かった！本当にありがとうございます」